四国八十八ケ所霊場 第52番札所 太山寺 たいさんじ

住所  愛媛県松山市太山寺町1730  宿坊なし  納経所は奥より300m位手前右側
                          駐車場  30台程度
電話 089−978−0329

森の中腹にある参道を行くと、右手に納経所があり、杉の古木がうっそうと生い茂っている。そこからは、
急勾配の坂道になっていて、深山を分け入るようなほの暗さが迫ってくる。広い境内の正面に、豪壮な
本堂がある。県下最大の古い建築物といわれている本堂


山 門

本尊  
十一面観世音菩薩

開基 
真野長者

本尊の真言 
おん まか 
きやろにきや そわか         


                本   堂
本堂
境内に至るまでにはいくつかの門があり、どれも古い造りである。境内の正面にある立派な本堂は、
鎌倉時代末期の嘉元三年(一三〇五)に創建されたもので、県下で最古の建築物である。創建時の
年代が明確なのは、昭和二十七年(一九五二)の解体修復工事の際、本堂内陣から年代を記した
墨書銘が出てきたからである。本堂の須弥壇にある歴代天皇の勅納品、七体の十一面観音はいずれも
秘仏で、国の重要文化財に指定されている。


大 師 堂

聖徳太子堂
伊予の国に来られた聖徳太子は、この寺と縁を結ばれた。境内の一角にある
聖徳太子堂・夢殿には、法隆寺の夢殿にあるのと同じ聖徳太子像がおまつり
されており、太子の聡明さにあやかろうという人々のお参りが多い

楼堂の地獄絵
江戸時代の明暦元年1655に再建された鐘楼堂は、裃腰と呼ばれる曲線が美し
い建物。中には永徳3年1383の銘のある梵鐘が鎮座している。また、壁面いっ
ぱいに描かれた地獄絵・極楽絵は圧巻。ことに地獄絵は、本当に怖がってしまう
子どもも少なくない。

大山寺

鎌倉末期の嘉元3(1305)年に創建されたという。寺の説明書きによると、昭和27年に解体修理をした時、
本堂内陣から嘉元3年の墨書銘がでてきて、創建時が明確になったらしい。桁行七間、梁間九間、入母
屋造り本瓦葦きの本堂は立派で、参拝人は圧倒されそうになる。欽明天皇(539〜71)の頃に豊後囲(大
分県)に住む炭焼き小五郎は、神のお告げを得て、奈良の久我大臣の娘王津姫と結婚。以来運が開け、
真野長者とうたわれる存在になった。用命天皇の御代、九州豊後〔大分県)の国の真野長者が高浜沖で
暴風雨に遭い、観音経を唱え祈ると、瀧雲山の方向から差した御光のお蔭で助かった。不思議に思つて
山に登った長者は、小さな草堂の中に十一面観世音菩薩の尊影を拝した。長者は助けられたお礼にと、
本国で木組みした材料をここ迄運び一夜のうちに建立したと伝えられる。のち型武天皇の勅願によって
来錫した行基菩薩が十一面観世音菩薩を刻み本尊として安置。また天皇自身も経を納め山号、寺号を下
賜されている。のちに来錫した弘法大師は、胡摩ケ森で護摩供を修せられしのち札所に定められる。











受験生が祈願に訪れる聖徳太子堂



本堂より300m下に有る納経所

            近くの観光
権現温泉
大浴場、水風呂、薬湯、打たせ湯、ジェットバス、バブルバスがあり、中庭を眺めながらの入浴が
楽しめる。泉質はアルカリ性単純泉で、胃腸病や関節灸、神経痛、アトビー性皮膚炎、疲労回復
などに効果がある。食事だけの利用や宿泊もOKで

かわらのふるさと公園
皇居の御用瓦にも使われるほどの品質の良さを誇る菊間瓦を、ふんだんに使った公園。菊間瓦の
歴史資料を展示したかわら館を中心に、長さ120mのロング滑り台などの遊具や時計台も配置され
ている。

藤山健康文化公園
レンガ造りの水道橋や錨のオブジェがあるアブローチが自を引く公園。平成4年に発掘された妙見
山古墳の資料を展示している藤山歴史資料館をメインに、芝生広場や木製遊具が揃った冒険斜面
園地を配置。また、カモが泳ぐ親水池や日本庭園、噴水もあり、軽い運動やのんびり散策を楽しめ
るスポットだ。


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携帯 090−8281−4679


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